既存の塗布装置は、塗布装置とともに移動させる機材、材料などの資材が多く、大型の土木工事には向きますが、細かい作業を効率よくこなしていく装置がありませんでした。
エムアンドケイ株式会社では、より多くの場所でJPテックコートの利点を生かすべく、材料搭載型の小型塗布装置(パルサ)を、開発いたしました。
この装置は、十分な加熱、加圧能力を有しながら小回りが利くように、コンプレッサからのエアと100V、15Aのコードをつなぐだけでどこでも使えるように設計されています。また、専用ガンとの組み合わせで、今まで塗布できなかった狭い現場にも対応できるようになりました。
エムアンドケイ株式会社では、更なる小型化や、効率向上を目指して、今後も新機種の開発を進めていきます。
JPテックコートに対する更に多様な要求に答えるためには、トップコート、プライマーなどの材料や、下地処理のための工具・材料などとの共同作業が不可欠です。エムアンドケイ株式会社では、コンクリートなどの透水性基材の背面(非コート面)からの浸水に対して高い耐性を持つプライマーの開発を行ったり、単独では表現し得ない外観を得るためのトップコートの調査などを行ってきました。
今後とも、低コスト化、更なる短時間施工、適用範囲の拡大、美観アップなどのために国内外に広く関連資材・材料を求め、調査・改良・開発・複合化を行っていきます。
海外での試験データはもとより、社内試験、社外委託試験などにより、さまざまな条件下でのJPテックコートの能力把握に努めております。
国内の公的機関における取得スペック(令和元年10月現在)
木造住宅
ビルディング
海中パイロン
船内トイレ
ベランダ
下水処理設備
レストラン厨房
アラスカパイプライン
日本水道協会
JWWA K 135:2004 浸出性及び浸出試験方式
JWWA K 143:2004浸出性及び浸出試験方式
日本下水道事業団
塗布型ライニング工法の品質規格 B種、D種
厚生省
食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)の第3のDの2合成樹脂製の器具又は容器包装